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history

ホメオパシーの歴史

  • ホメオパシーの起源や経緯、現在の要点をコンパクトに説明しています。

ホメオパシーの成り立ち

ホメオパシーは、約200年前に西洋医学の医師サミュエル・ハーネマンによって提唱され体系化した療法です。

当時の医療は冩血や水銀を使った瀉下の治療方法が中心でした。いかなる病も、瀉血や瀉下で治ると思われている時代です。

ハーネマンは、瀉血や瀉下のような野蛮な治療によって患者を苦しめることはできないとして医師を廃業しました。その後、医療関係の翻訳をして生計を支えるなか、翻訳中の書物の中に「マラリアにはキナ皮から抽出した薬が効く」という一説を目にし、その理由を追及するため「キナの皮」を煎じて飲んでみました。
すると、発熱や悪寒と言ったマラリアの症状が現れ、使用を止めると症状は徐々に消滅しました。この体験から「似たものが似たものを直す」という法則を発見しました。

これが、「同種の法則」です。

「HOMEO=同種」と「PATHY=療法」の2つの言葉からHOMEOPATHYとなりました。

ホメオパシー療法の確立

ハーネマンは「同種の法則」でそれなりの効果をあげましたが、同時に副作用が強くなることを念絵しました。
あるとき、保管してある希釈液よりも往診カバン入っている希釈液の方が効果が高い事実に気づき、震盪しながら希釈による方法を実践します。どんなに希釈しても効きめが変わらないどころか、逆に効果は高まり、薄めるほどにほとんど副作用は皆無になりました。希釈と震盪により、物質のもっている潜在的な力は強くなるが事実をハーネマンは目の当たりにし、「希釈震盪の法則」を発見します。

その後も研究と実践を重ね、ホメオパシー三原則が確立されます。

1)同種の法則
急性症状においては、症状の全体像とレメディが示す症状の全体像をマッチさせる。慢性病においては、慢性マヤズムや医原病、臓器や組織などに対応した治療を行う。

2)単一レメディの原則
急性病においては、症状の全体像にできるだけ合うレメディを1種類だけ使う。慢性病において2種類以上の病気が同時に存在する場合、この原則は当てはまらない。

3)最小投与の原則
レメディの投与は必要最小限に留める。晩年のハーネマンは、LMポーテンシーでリピートすることを原則としている。

ホメオパシーの今

発展と衰退を繰り返しながら、今では世界的に認知された療法の一つとしてホメオパシーは使われています。薬剤を最小限にするための療法として、また医療費削減の対策としてホメオパシーの役割は大きくなっています。

ホメオパシーには流派があると言われています。古典的な考えのクラシカルホメオパシーが主流ですが、実用的な考えのプラクティカルホメオパシーは世界的にも増えています。

流派は異なっても、ホメオパスは症状や経緯、性格や体質などの細かい情報を得て全体像に一致したレメディを慎重に選ぶことは同じです。ホメオパシーは現代医療のように病名だけでレメディを選択することはできません。ホメオパシーレメディを使う上で、クラシカルのようにシンプルなレメディで十分な場合があります。プラクティカルホメオパシーにおけるレメディ選択では、クラシカルの古典的な考えを学び、理解したうえで、一つひとつのケースに合ったレメディが選択されます。

ホメオパシーは安全な療法として、今もなお世界で広く使われています。

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